こんにちは、村長です。
卓球においてラバー選びは非常に大事です。
しかし、卓球のラバーは全部で300種類以上もあるため、全てのラバーを比較して選んでいくのは難しいです。
・種類が多すぎて自分に合うラバーが分からない
・どんな基準でラバーを選ぶべきか知りたい
このように悩む方も多いのではないでしょうか?
私自身、中学で卓球をスタートし20年間で色々なラバーを使ってきました。
その中で、「かなり使いやすい!」と感じたラバーも多くありました。
しかし一方で、ラバーを実際に使ってから「失敗したな…」と思うこともあり、その度に後悔してきました。
せっかくお金を出してラバーを買うなら、なるべく失敗したくない…
そこで本記事では、当時の私と同じように「どんなラバーを使ったら良いか分からない」という方に向けて、
卓球歴20年、全国大会に出場経験もある私が、これまでの経験をもとに卓球ラバーを選ぶポイントを紹介します。
「おすすめラバーを早く教えて!」という方は、こちらから確認ください!
卓球王国の
目次
卓球ラバーを選ぶ6つのポイント
卓球ラバーを選ぶポイントは以下の6つです。
- ラバーの種類
- プレースタイル(戦型)
- 苦手を助けてくれる
- 性能
- スポンジ厚さ
- 料金
それぞれのポイント毎に見るべき項目が異なりますので、それぞれ詳しく解説していきます。
種類で卓球ラバーを選ぶ
卓球のラバーは以下の4種類です。
自分のプレースタイルに合わせて選んでいきましょう。
・裏ソフトラバー

・表ソフトラバー

・粒高ラバー

・アンチラバー

プレースタイル(戦型)で卓球ラバーを選ぶ
ドライブ主戦型、カット主戦型、異質型など、プレースタイル(戦型)に合わせてラバーを選びましょう。
プレースタイルに合っていないラバーを選ぶと上達が遅れる原因になってしまうからです。
例えば、ドライブ主戦型なのに表ソフトラバーを選んでしまうと、ドライブ技術の習得に時間がかかります。
まだプレースタイルが定まっていない方は、どんなプレーをしたいのか考えそれに合わせてラバーを選びましょう!
苦手を助けてくれる卓球ラバーを選ぶ
初心者〜中級者の間は、苦手な技術が少ない選手の方が試合に勝ちやすいです。なぜなら実際の試合では凡ミスによる失点の割合が多いから。
- フォアドライブのミスは少なく強いボールを打てるが、バックは打てず台上技術も精度が低くミスが多い選手
- 強い攻撃はないが、攻める時はループドライブで確実に入れ、台上技術は確実にツッツキを入れてブロックを丁寧にする選手
上記2タイプの選手がいたら、後者が勝ちやすいです。前者の選手は弱点が明確で対策をされやすいからですね。
もちろん、前者のタイプは爆発力があり相性が良ければ格上にも勝つ可能性があります。
しかし、試合では様々なタイプの相手と対戦することになるので、安定して勝ち続けるのは難しいでしょう。
試合では苦手が少ない選手が安定します
性能で卓球ラバーを選ぶ
ラバーの性能とは、主に以下の5つを指します。
・回転量(回転量が多い or スピードが早い)
・弾み(弾む or 弾まない)
・硬さ(硬い or 柔らかい)
・重量(重い or 軽い)
・スポンジ厚さ(薄い or 厚い)
上記5つの基準をもとに、使いたいラバーを選んでいきましょう。
スポンジ厚さで卓球ラバーを選ぶ
スポンジの厚さは、扱える範囲でなるべく厚いラバーを選びましょう。スポンジが厚いほど、ボールに食い込みやすくなり回転がかけやすくなるからです。
一方で、スポンジを厚くすると以下のようなデメリットもあります。
- 弾みが強くなりコントロールが難しくなる
- ラケットが重くなる
闇雲にスポンジを厚くしすぎても逆効果となります。理解しておきましょう。
個人の上達具合によって違いますが、以下のような基準が目安です。
- 初心者を卒業したばかりの方:中(〜1.7mm)
- ドライブを安定して打てるようになった方:厚(〜1.9mm)
- オープン大会入賞者以上:特厚、max(1.9mm〜)
回転をかける技術を効率良く上達させるためにも、なるべくスポンジを厚くすることが大事です。
料金で卓球ラバーを選ぶ
ラバーの料金について、以下の項目を確認しましょう。
・どれくらいの練習量をこなすのか
・ラバー自体の寿命は長いのか
どれくらいの練習量をこなすのか
練習量が少ない方であれば、ラバーの消耗も少ないので長くラバーを使うことが出来ます。
例え値段が高いラバーであっても、長く使えるのであれば結果的に安く済むことになります。
ラバー自体の寿命は長いのか
寿命が長いラバーを使う選ぶことで、より長く使用できます。
極端な例ですが、
1ヶ月で性能が劣化する4,000円のラバー
3ヶ月で性能が劣化する8,000円のラバー
を比べると、8,000円のラバーの方が安くなります。
これはあくまで例ですが、このような観点も踏まえてラバーの料金を選んでいきましょう。
おすすめ卓球ラバーランキング10選
2012年11月~2024年11月まで約12年間(ただし、2023年11月と2024年1月はデータなしのため除外)の「卓球王国」で公開されている月間売上ランキングをもとにランキングを作成しました。
ランキングの決定方法の詳細は以下の通りです。
ランキングの基準 | |
---|---|
情報元 | 卓球王国の用具売上ランキング |
集計期間 | 143ヶ月 (2012年11月〜2024年11月) ※2023年11月、2024年1月はデータなしのため除外 |
データ数 | 1430点 |
ランキング決定方法 | 各月のランキング1~10位の登場回数にスコアを付与し累計 |
スコア | 1位: 10点、2位: 9点、…、10位: 1点 |
1位:ファスターク G-1【ニッタク】
・グリップが強く、強烈な回転がかけられる
・硬めの打球感でミート打ちもしやすい
・シートの寿命が長い
ファスタークG-1はこんな人におすすめ!
・回転量を武器にしたい人
・安定感のあるプレーをしたい人
・コスパが良いラバーを求める人
2位:テナジー05【バタフライ】
・テンションラバーの中でトップクラスの回転量
・崩れた体勢で打っても回転がかかる
・台から離れても打ち負けない
テナジー05はこんな人におすすめ!
・ドライブの威力を上げたい人
・ボールが落ちるのが嫌な人
・オールラウンドなプレーをしたい人
3位:ヴェガヨーロッパ【XIOM】
・非常に柔らかい打球感で、回転をかける感覚に磨きがかかる
・コントロールしやすく、ラリーが安定する
・スイングスピードが出なくても回転がかかる
ヴェガヨーロッパはこんな人におすすめ!
・テンション系ラバーを初めて使う人
・バック技術を安定させたい人
・とにかく柔らかいラバーを使いたい人
4位:ロゼナ【バタフライ】
・柔らかい打球感で回転がかけやすい
・他の高性能ラバーと比較して値段が安くコスパが良い
・コントロールしやすく、安定感に優れている
ロゼナはこんな人におすすめ!
・初心者を抜け出した人で、更にレベルアップしたい人
・ラリーの安定感を上げたい人
・バックハンドが苦手な人
5位:マークV【Yasaka】
・コントロール、スピード、回転性能トータルでバランスが良い
・全てのプレーが安定する
・値段が安くコストパフォーマンスが良い
マークVはこんな人におすすめ!
・初めて卓球をする人
・コントロールしやすいラバーを使いたい人
・基本技術を1から見直したい人
6位:ファスタークC‐1【ニッタク】
・ドライブ時の食い込みが良く、回転をかけやすい
・ショートサーブや台上技術をコントロールしやすい
・弾み過ぎないのでラリーが安定する
ファスタークC-1はこんな人におすすめ!
・基礎が身についた人
・コントロールを重視する人
・台上技術を安定させたい人
7位:テナジー64【バタフライ】
・テナジーシリーズの中でも、弾道が直線的でスピードを出しやすい
・前陣〜中陣でのプレーに向いている
・ミート打ち、スマッシュがやりやすい
テナジー64はこんな人におすすめ!
・スピード重視でプレーしたい人
・ドライブだけでなく、ミート打ちもしたい人
・前陣〜中陣でプレーしたい人
8位:V>15 エキストラ【VICTAS】
・スピード、回転性能ともに優れ、決定力が高い
・ドライブで弧線を作りやすい
・台上技術もスピードを出せる
V>15エキストラはこんな人におすすめ!
・スピード、回転ともに求める人
・ラリーせず一発で打ち抜きたい人
・台上技術の威力を上げたい人
9位:ヴェガ アジア【XIOM】
・ヴェガシリーズの中でもスピード、回転性能のバランスが良い
・ヴェガヨーロッパより打球感が硬い
・さまざまな戦型のプレーヤーにも扱いやすい
ヴェガアジアはこんな人におすすめ!
・スピード、回転のバランスを求める人
・ヴェガヨーロッパより硬めのラバーを使いたい人
・使いやすいラバーを求める人
10位:テナジー05FX【バタフライ】
・テナジー05と同じシートで、スポンジを柔らかくしたモデル
・テナジー05の回転性能を維持しながら、コントロール性能が向上
・テナジー05より軽い
テナジー05FXはこんな人におすすめ!
・テナジー05の打球感が硬く使いにくいと感じた人
・柔らかい打球感を求める人
・回転とコントロールを両立したい人
中級者のフォアにおすすめの卓球ラバー3選
1位:ロゼナ【バタフライ】
・柔らかい打球感で回転がかけやすい
・他の高性能ラバーと比較して値段が安くコスパが良い
・コントロールしやすく、安定感に優れている
ロゼナの特徴は、圧倒的なバランスの良さです。
基礎技術を身に付け、初心者を抜け出したばかりの方から上級者一歩手前までの広いレベル帯の方におすすめできます。
ドライブなどの攻撃的技術だけでなく、台上技術やブロックなど幅広いプレーがやりやすく安定します。
これはラバーが柔らかいため、スイングスピードを出せなくても回転をかけやすく、力加減に応じてボールをコントロールすることが可能であるためです。
ロゼナを使うことで、フォアで使うほぼ全ての技術の上達を確実にサポートしてくれます。
また、性能だけでなく値段が安いこともポイントです。
ネット上の口コミも集めましたので、こちらも参考にしてください。
ロゼナ-寿命は短いけどテナジーに近い打球感と性能
— みそスープ (@ttcafe7) July 24, 2024
MK-回転がかけやすいけどパワー系の人には向かない
ヴェンタス-この中だと一番硬い。ガンガン打ち込んでいく人にもラリー志向にもおすすめ。ちょりはコツいる
2位:ファスタークC‐1【ニッタク】
・ドライブ時の食い込みが良く、回転をかけやすい
・ショートサーブや台上技術をコントロールしやすい
・弾み過ぎないのでラリーが安定する
ファスタークC-1は、オーバーミスが少なく台上技術がやりやすいラバーです。
これは、「ボールが触れる表面のシートは硬く、スポンジは柔らかい」といった特徴のためです。
スポンジが柔らかいため、フォアでの攻撃時に強くスイングしても、強く反発せずに卓球台に収めやすくなります。
加えて、表面のシートは硬めであるため、食い込ませて打球する必要がないショートサーブや台上技術においては擦って回転をかけることで安定します。
以上の理由から、ファスタークC-1はオーバーミスを減らし台上技術の上達をサポートしてくれるラバーです。
本人と話し合った結果
— 卓球愛好家 (@WCvLpQCEmSsiJwB) November 21, 2022
ファスタークC-1になりました。
最初はヴェガヨーロッパより
硬くなったから違和感あったようなので
打ち方?当て方?を若干修正加えたら
練習終盤にはプレー自体は遜色ないレベルになりました。
球は前よりもスピード、回転ともにあがったので
変更は成功かなと。 https://t.co/BJXD9Q7XRC
試合だとめちゃ力むし、ビビるから、フォアは少し柔らかいぐらいが良く入った。ファスタークC-1良いっすわ。
— じゃむおじさん (@TTgida555) November 3, 2019
3位:ラクザ7【Yasaka】
・中級者〜上級者まで幅広い層で使用できる
・回転がかけやすく、安定したプレーができる
・卓球台から離れたプレーもやりやすい
ラクザ7は、初心者卒業〜上級者まで幅広い層が扱うことができるラバーです。
スポンジが柔らかいので、どんな技術でも回転をかけやすくクセのない安定したプレーに繋がります。
また、強くスイングすることで1発のスピードを出したり、卓球台から離れたプレーもやりやすいため、上級者になってもそのまま使い続けることも可能です。
上記で紹介したロゼナやファスタークC-1が物足りないと感じた方は、ラクザ7をおすすめします。
フォアのラクザ7 一発の威力は無いけど回転に鈍感でコートへの収まりもいい。過去のラバーでラリー戦強くなってステップアップを目指す。
— くりみー (@crimiiiianal) July 1, 2024
中級者向けフォアにおすすめの卓球ラバーを徹底比較!
フォアにおすすめのラバーを下記4つのポイントで比較しました。ラバー選びに迷った際の参考にして下さい!
・料金
・回転
・スピード
・コントロール
ランキング | ラバー名 | 料金 | 回転 | スピード | コントロール |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロゼナ | ◯ 3,720円〜 |
◯ |
◯ |
◯ |
2 | ファスタークC-1 | △ 4,719円〜 |
◯ |
◯ |
◯ |
3 | ラクザ7 | ◯ 3,872円〜 |
◯ |
◎ |
△ |
中級者のバックにおすすめの卓球ラバー3選
次にバックにおすすめするラバーを3つ紹介します。
選び方はフォアとほぼ同じですが、バックはフォアよりもスイングスピードを出すことが難しいので、より柔らかいラバーを選ぶ方が無難です。
1位:ロゼナ【バタフライ】
・柔らかい打球感で回転がかけやすい
・他の高性能ラバーと比較して値段が安くコスパが良い
・コントロールしやすく、安定感に優れている
フォアと同じく、バックの技術においても圧倒的なバランスの良さが特徴です。
一般的にバックに使うラバーはフォアよりも柔らかいラバーを使うことが多いです。
バック系技術はフォアと比べてスイングが小さくなり、インパクトを出しにくいからです。
ロゼナはバックの技術でスイングスピードを充分に出すことが出来ない方であっても、回転をかけることができ、安定したプレーを実現できます。
上記理由から、比較的柔らかいロゼナはフォアよりもバックで使う選手が多い印象です。
また、バックに使用するのであれば上級者レベルでも使用できるラバーに感じます。
ロゼナのバックはやはり神がかって扱いやすい
— 猫の毛玉 (@gtalovevcs2000) April 5, 2024
とりあえず当てれば入るしブロックは簡単に収まる
フォアはほぼ新品ターボオレンジあるから貼る
ブルーは売却します👋
ロゼナ、グレイザー、テナジーシリーズはスポンジ硬度の割に思い気がする。
— つかおお (@pendra_dig) March 6, 2024
今、バック面ロゼナですがインパクト弱弱の自分でも意外とシート強くて持ち上がってくれます。
C45だと軽すぎるかなぁ…
2位:ヴェガヨーロッパ【XIOM】
・非常に柔らかい打球感で、回転をかける感覚に磨きがかかる
・コントロールしやすく、ラリーが安定する
・スイングスピードが出なくても回転がかかる
ヴェガヨーロッパの大きな特徴は、ラバーの柔らかさと使いやすさです。
軽く力を入れて打つだけでも、しっかりとラバーに食い込んで打球することが出来ます。
また、コントロール性能にも優れているので、筋力に自身がないジュニアや女子選手でも回転をかけながら安定したプレーをすることが出来ます。
弾いてスピードを出す事は難しいですが、回転をかける技術をみにつけたい方には最適のラバーです。
@Crunch0417 使いやすいです!バタフライのラバーの次に気に入ってます!バックはスポンジがやわらかいラバーを使いたいときは、ヴェガのヨーロッパとか、はねるラバーを使いたいときは、ヴェガのプロをおすすめします(^_^)
— 強欲の化身 (@lloyd_bannings) February 24, 2013
【今日の狐面さん】
— ともウェールズ (@TMWales398) November 27, 2020
今日友達のラケットを少し借りて打ってたんだけど
バックが打ってて気持ちいい( ^∀^)
ラバーがヴェガの確かヨーロッパだったかな?
記憶がおぼろげで確証はないけどとりあえず結構食い込む感じ
ヴェガにしたい欲が( ̄▽ ̄;)
3位:マークV【Yasaka】
・コントロール、スピード、回転性能トータルでバランスが良い
・全てのプレーが安定する
・値段が安くコストパフォーマンスが良い
マークVは、全ての性能のバランスが良くコントロールに優れたラバーです。
発売から50年たった現在でも売れ続けている超ロングセラー商品で、圧倒的な実績を持つラバーです。
上記で紹介してきたラバーと比べて、正直なところスピードや回転量は劣ります。
しかし、コントロール性能がずば抜けており、すべての技術で非常に使いやすいです。
特に初心者におすすめのラバーですが、バックに使うのであれば基礎技術をレベルアップさせるという意味でも中級者にとって使う価値のあるラバーです。
バックにマークV使っている生徒さんがループドライブからの展開が少しずつ出来るようになってきました🙆マークVはあまり飛ばないからブロックが安定します とても良いラバーです🍥皆さんも是非使って欲しいです🙆ループドライブの回転量も増えてきたから自信が付いてきたみたいです🍥頑張って下さい
— 卓球クラブ 水戸ファイターズ (@ua3u2kbsEww4dxG) June 15, 2022
#自分を作り上げたラバー4選
— イワサキ (@Iwasakidabe) May 9, 2021
①マークV
初めて貼ったラバー。全ての基礎をこれで身につけました
②ラザントパワーグリップ
初めて打った時感動しました。切る感覚を覚えるきっかけになりました。
③カールP3αR
バック粒のカットの基礎はこれで身につけました
④カールP4
1番長く使ったラバーです。 pic.twitter.com/xhYvU7aV1l
中級者向けバックにおすすめのラバーを徹底比較!
バックにおすすめのラバーを下記4つのポイントで比較しました。ラバー選びに迷った際の参考にして下さい!
・料金
・回転
・スピード
・コントロール
ランキング | ラバー名 | 料金 | 回転 | スピード | コントロール |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロゼナ | ◯ 3,720円〜 |
◯ |
◯ |
◯ |
2 | ヴェガヨーロッパ | ◯ 3,432円〜 |
◯ |
◯‐ |
◯ |
3 | マークV | ◎ 2,464円〜 |
◯‐ |
△ |
◎ |
卓球ラバー購入時に知っておくべき基礎知識
片面に黒、もう片面に黒以外のラバーを貼る
1.4.6 ラケット本体を覆っているラバーの表面、あるいは被覆されていない本体の表面は無光沢で、片方は黒、他方は片方の黒やボールの色とはっきり区別できる明るい色とする。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
両面に同じ色、もしくは両面に黒以外のラバーを貼ってしまうと試合に出場できないことがあります、注意しましょう。
ラケットサイズに合わせてラバーを貼る
1.4.5 ラバーは、ラケット本体の外周いっぱいまで、しかも外にはみ出ないように覆うものとする。ただし、柄に最も近い指によって握られる部分は、被覆されなくても、またいかなる材料で被覆されていてもよい。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
ラケットサイズに合わせてラバーをカットして貼りましょう。
サイズが大きすぎても小さすぎても違反となる場合があります。
卓球専用の接着剤を使用する
2.2.4.2 ラバーをラケット本体に貼る場合、揮発性有機溶剤を含んでいないものとしてJTTAが公認した接着剤のみを用いて行うものとする。接着剤とは、液体、固形、シートなどすべての接着剤をいう。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
JTTA(日本卓球協会)が公認している接着剤を使うようにしましょう。
現在は販売していない過去に公認されていた古い接着剤を使うのはやめておきましょう。
何故かというと、ルール改定前の古い接着剤は揮発性有機溶剤を含んでいる可能性があるからです。
ラバー貼りに慣れていない方は、お店の人に頼むかこちらの動画を見ながらやってみましょう。
接着剤に関しては、動画でも使われていたこちらのフリーチャックが使いやすく値段も手頃でおすすめです。

接着剤を塗り過ぎると違反になる
1.4.3 ラケット本体の打球面は、接着剤を含む全体の厚さが2.0mmを超えないツブを外向きにしたラバーか、接着剤を含む全体の厚さが4.0mm以下のツブを内向き、または外向きにしたサンドイッチラバー(ソフトラバー)で覆われていなければならない。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
以下の画像のように、「接着剤の厚みも含めて4.0mm以下にする」というルールが定められています。そのため、接着剤を塗りすぎると違反となる可能性があります。

卓球ラバーについてよくある質問
ラバー1枚の値段はどれくらい?
ラバーの種類によって変わりますが、3,000円〜10,000円程度です。
スピードや回転などの性能が上がるほど値段も上がりますが、およそ以下の値段帯が目安です。
コントロール性能が良いラバー:3,000円〜6,000円
スピード・回転性能に優れたラバー:6,000円〜10,000円
どれくらいの頻度で交換する?
ラバー表面がつるつるになってきたり、「以前より回転がかからなくなった」と感じた時が交換の目安です。
ラバー自体の寿命や練習量によりますが、およその期間は以下の通りです。
2時間の練習×週2回:3〜4ヶ月
2時間の練習×週4回:1〜2ヶ月
2時間の練習×週6回:〜1ヶ月
ラバーの色による性能の違いはある?
色が違っても性能は同じです。
シートに含まれる色素によって色が変わりますが、その量の違いは僅かであるため影響は無いと言われています。
トップ選手であれば、その微妙な違いを感じるかもしれませんが、少なくとも私は色による性能の違いを感じたことはありませんね
ラバー貼り付け済のラケットってどうなの?
「試しに卓球をやってみる」、「遊びで卓球をする」という目的の方におすすめです。
ただし、本格的に卓球を始めたいのであれば、ラケット、ラバーが別売りのものを選びましょう。
ラバー貼り付け済のラケットは回転をかけにくく、上達スピードが遅くなるためです。